美容皮膚科-自費診療のみ

近年では、加齢に伴う肌の変化に対しても医学的根拠をもとに治療が行われるようになってきました。個人にあった治療の内容を選択し安全性の高い美容診療を行っております。
皮膚の老化
皮膚の老化には加齢による自然老化と紫外線を浴びたことで起きる光老化とがあり、自然老化は20%で、約80%は紫外線による光老化であるといわれており、光老化によりシミ、しわ、皮膚癌などの慢性皮膚障害が発生します。
紫外線のうち地上まで届いてお肌に影響を及ぼすのは波長400–315 nmのUVAと波長315〜280nmのUVBです。

このように肌はUVAとUVBの両方の紫外線からダメージを受け、光老化が進んでいきます。 さらに、長年日光を浴び続けていると、紫外線による慢性傷害により良性の皮膚腫瘍や前癌状態である日光角化症、皮膚癌が生じる可能性があります。
参考資料:環境省紫外線環境保健マニュアル
レーザーとは
レーザーには、赤や茶色など特定の色素を有する細胞や組織を選択的に破壊するレーザーと、レーザーの有する熱エネルギーによって水分を蒸散させ真皮に熱刺激を加えることで治療するレーザーがあります。
また、レーザーの組織深部への到達は波長によって異なり、波長の長いレーザーのほうが深部まで到達します。
組織の吸収スペクトルでもっとも大切なものは、水、ヘモグロビン、メラニンです。
この3つの物質のそれぞれのレーザー吸収特性を表したものが右の図です。

当院では、日本でも導入している施設が数少ない、イタリアQuanta社のQuanta Systemレーザー(Q-Plus Star)という多機能レーザーを導入しました。このレーザーの特徴は高いパワーでも照射部位に均等にエネルギーが照射されることで、効率の良い照射が可能です。
当院の施術機器ご紹介

このレーザーの特徴は高いパワーでも照射部位に均等にエネルギーが照射されることで、効率の良い照射が可能です。
Q Plus Evo-QS-YAG (Qスイッチ付Nd-YAGレーザー)

また、皮膚から離して中空照射することで真皮乳頭層を加熱し、コラーゲン産生を促します。
暖かい光のシャワーをあびる感覚で、ハリのあるみずみずしいお肌を実感していただけます。保湿効果も上がり、お化粧のノリもよくなります。
適応疾患
肌質改善/くま/毛穴開大/くすみ/肝斑などの薄い色素病変/外傷性色素沈着/遅発性大田母斑/シミ/そばかす/血管拡張病変
リスク及び副作用について
治療直後~数時間後まで、治療部位に軽い赤みやひりひりとした感じが残ることがあります。
まれに、治療部位に赤みや腫れ、水ぶくれ、うぶ毛の濃い部位に毛包炎ができる場合があります。
Twain 2940 Er:YAG Laser (エルビウムYAGレーザー)

適応疾患
肌質改善/くま/毛穴開大/くすみ/小じわ/たるみ/いぼ/黒子
リスク及び副作用について
治療後、治療部位にひりひりとした熱感を生じることがありますが、通常は冷却により軽快します。治療後2~3日は肌が赤くごわごわして、痂皮としてはがれたりするため、メイクをする場合は工夫が必要です。まれに過度に反応してやけどを起こしたり、治療後の副作用として、一時的な色素沈着などが見られることがありますが、その場合は当方で適切な処置を行います。これらの症状は通常数ヶ月で改善します。
ロングパルスアレキサンドライト脱毛レーザー

リスク及び副作用について
治療直後は、軽い赤みやひりひりした感じがのこることがあります。
まれに水ぶくれなどのやけど症状がでることや、1週間くらいしてからかゆみがでることがあります。
現段階では完全な永久脱毛を保障する医療装置はありませんので、この治療後もごく少数の毛が再度生えてくることがありますが、細い毛に変わります。
未承認医療機器等の記載について
本治療に用いる医療機器は、当院の医師の判断の元、個⼈輸⼊⼿続きをおこなったものであり、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。日本では、未承認医療機器を、患者様の同意を得て、医師の責任において使用することができます。個⼈輸⼊において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。
レーザーの種類と適応疾患
レーザー | Qスイッチ付Nd-YAG | エルビウムYAG | アレキサンドライト |
---|---|---|---|
しみ | ○ | ○ | |
黒子 | ○ | ○ | |
いぼ | × | ○ | |
美肌 | ○ | ○ | |
毛穴 | ○ | ○ | |
くま | ○ | × | |
脱毛 | × | × | ○ |
皮膚画像装置による徹底管理
光源やフィルターを駆使した多彩な機能を備え、「シミ」「シワ」「隠れジミ」「皮膚の起伏」などの状態把握を徹底するお顔写真の撮影機能を集約した画像診断装置で、治療方針や治療経過を徹底管理します。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは
ケミカルピーリングとは、薬剤を肌に塗り、古い角質や表皮などを取り除く治療です。本来、健康な肌は約28日周期で肌が生まれ変わりますが(ターンオーバー)年齢とともにこの周期が乱れ、肌表面に残った古い角質が溜まっていきます。それらにより、角質層が厚くなり、くすみ・ニキビ・小じわなど様々な肌トラブルが発生します。ケミカルピーリングで使用する薬剤は、肌のターンオーバーを活性化します。
また古い角質層が取り除かれた後には、新しい角層の生成が促され、毛穴のつまりなどが改善されます。
これにより健康で美しい皮膚を取り戻そうとする治療です。
クリニックのケミカルピーリングの特徴
AHAジェル(リンゴ酸・乳酸・クエン酸・グルコール酸)
角質剥離/水分保持
古い角質の剥離、皮膚組織への水分保持をもたらし、皮膚の新陳代謝を活発にする。
ラクト(乳酸・グリコール酸・リンゴ酸・クエン酸)
チロシナーゼ活性を抑制し、コラーゲン・エラスチンを活性化することで水分量の保持力が向上し、保湿も可能。
中和剤(ニュートラライザー)
酸の溶剤を不活性化
酸を塗布すると皮膚のPH値が弱酸性から酸性へ傾きます。
ピーリング後、きちんとPH値を正常なPH値まで戻す必要があります。ニュートラライザーは、酸の溶剤を不活性化する中和剤です。
短時間の中和が可能となります。
ケミカルピーリングの治療期間
前回の治療から2週間以上間隔を空ければ再度受けることができます。ケミカルピーリングは治療を複数回行うことにより徐々に効果があらわれる治療です。効果には個人差がございます。
ピーリングの副作用と注意事項
乾燥
ピーリングをした後の肌をそのまま放っておくと、普段よりも乾燥しやすくなります。それは角質層を取り除いたことにより起こる現象です。肌は乾燥を強く感じると、過剰に新しく角質を作ろうとしてしまいます。ピーリング後はしっかりと保湿を行い、肌を保護するよう心がけましょう。
ひりひりとした痛み・赤味の出現
ピーリング剤によっては、治療後ひりひりとしたり赤味が出たりすることもあります。そのようなときには水に濡らしたタオルなどを使用し患部を十分に冷やして下さい。
ピーリング後は紫外線の影響を受けやすいため、十分な紫外線対策を行ってください。
施術料金
初診料
3,000円(ビジアによる画像診断料込)
再診料
1,500円
医療レーザー脱毛
1回 | 2~3回 | 4回以降 | |
---|---|---|---|
両ワキ | 12,500円 | 11,250円 | 8,750円 |
両前腕 | 29,500円 | 26,550円 | 20,650円 |
両下腿 | 44,000円 | 44,000円 | 30,800円 |
男性ひげ ※鼻下・口下・右頬・左頬 それぞれ1回につき |
15,000円 | 13,500円 | 10,500円 |
男性顎首 | 30,000円 | 27,000円 | 21,000円 |
くま | ○ | × | |
脱毛 | × | × | ○ |
※税抜価格
シミレーザー
1㎤未満:10,000円
1㎤追加毎:5,000円
低出力Qスイッチレーザー(トーニング)
1回:25,000円
3回:67,500円
5回:100,000円
レーザージェネシス
1回:25,000円
3回:67,500円
5回:100,000円
エルビウムYAGレーザー(脂漏性角化症治療)
1㎤未満:15,000円
1㎤追加毎:7,500円
ケミカルピーリング
顔(1回):10,000円
顔(5回セット):40,000円
背中(1回):20,000円
背中(5回セット):80,000円